【私の中学受験体験記】
私が子供に中学受験をさせようと思った理由
私は46歳、主婦。
住まいは江東区、橋を渡れば中央区といった場所です。
子供は二人いて、上の息子は今年20歳を迎え、下の娘は今年高校2年生になります。
2人とも中高一貫校に入り、共に受験経験者です。
中学受験をさせよう(しよう)と思った理由は、まず地域性のこともあり、とても受験する子供たちが多いという環境。
加えて、中高6年間をのびのびと大学受験まで何か好きなことにでも打ち込んでくれれば・・・と思ったからです。
また、同じレベル、同じ生活水準のご家庭の子供と育つということで、価値観等の違いも生まれにくいのではと感じたからです。
塾へは近くにある日能研へ二人とも通わせました。
塾選びもたくさんありお子さんによっては難しいかもしれませんが、我が家は二人とも日能研に通わせて特に何も不満等無く、先生とも生徒さんたちとも仲良く3年間過ごすことができました。
むしろ、先生とは良いコミュニケーションが取れたと思っております。
中学受験勉強を通して得られたもの
息子と娘の受験では異性でもありますし、性格的なもの、学力的なものの違いがあったので、全く気持ちの入り方や受験当日・合格発表の感情などそれぞれ違いますが、受験を通して二人とも大きく成長をしたと思いました。
勉強内容も、学校のものとは違い遥かに難しい内容のことを勉強します。考える力を身につけ、どうしたら良いのかという判断力、応用力、そして問題を解くという忍耐力。僅か12歳の子供たちがこれらのことを各教科でこなしていくわけですから、成長しないわけはありません。
これらの判断力・応用力・忍耐力は勉強だけではなく、生活していく上で社会へ出る人間として無くてはならないことです。
それらを子供の内から将来に向けて確実に身に着ける勉強だったのでは?と思います。
受験を通して、私は勉強の知識だけではなく、人として必要なことを早い内から身に着ける大切な3年間のような気がします。
受験の結果は二人とも第一志望へは勝ち取ることはできませんでした。
が、長い3年間という受験生活を終えた時の二人の表情は晴れ晴れとして、第一志望へは合格をつかみ取ることはできなかったとしても、最大限に持っていた力を出し切って、頑張ったという達成感を得られたという表情が忘れられません。
中学へ進学した時も、第一志望が不合格だったからこそ、次なる目標を目指し、次こそは!という思いを胸に入学したと思えます。
親である私自身も、中学受験を通し、子供は子供だけども、一人の人間として接することを心がけ、それは成長して大人になっていく今でも一人の人間として会話をしています。
子供だけど時と場合によっては子ども扱いをせずに、きちんと『会話』のできる人間に成長してもらいたく、中学受験を通してお互い接することができたと実感しております。