【中学受験体験記】
中学受験の苦労 周囲が理解してくれない!?
愛知県在住の50代の主婦です。
中学受験で、苦労したことの一つは、周囲の理解を得ることです。
特に苦労したのは、夫の理解を得ることと、親の理解を得ることです。
夫が理解してくれない!
夫は中学受験の経験はなく、公立高校から国立大学に進学をして、会社勤めをしていました。
私は中学受験の経験者で、国立中学に進学しました。
進学した中学で、いろいろとユニークな人と出会った経験が、今現在でもとても有意義なものであったという考えがあります。
今と時代は違うかもしれませんが、中学受験の勉強自体も、今でもあのときに得た知識が役に立つことがしばしばあり、価値のある経験だったという考えがあり、たとえ希望する中学に進学できなくとも、意味があるものと思っていました。
私自身は、子どもが小学校に入学したころより、中学は受験をさせて私立に行かせる、と考えていましたので、夫とはその頃からずっと話し合いを持っていました。
夫は、小学校くらいはのびのびと遊ばせてばよい、とか、地元中学ではなぜいけないのか、とか、地方に住んでいたために、都市部の私立中学に行くには通学が大変だ、とか、私立中学に進学するお金を、高校受験や県外の大学に進学するために使えばよい、とか、いろいろと意見を言っていました。
そんな夫に、地元中学に行かせたくない理由や、中学受験の意義などを説明し、理解を得るまでに数年かかりました。
子どもの意見も確認をして、一応子どもなりに納得をして受験勉強を開始したのは小学校4年生です。
母親が理解してくれない!
その頃、今度は親の説得に苦労をしました。
親は自分の子どものとき、すなわち、私の受験のときのことはすっかり忘れているのか、小学生に受験をさせず、もっとのびのびと過ごさせればよい、というわけです。
一つは、子どもが小学校低学年までの間は、ずっと、年末年始とか、夏休みとかには、祖父母の家に遊びにいき、一緒に旅行をしたりするなどしていたのに、受験勉強を始めてからは、めっきり祖父母宅に行く機会が減り、行った時にも、塾の課題などをさせているため、祖父母としては面白くない思いをしたり、子どもがかわいそう、という思いになっていたりしたみたいです。
そういったことで、一時期は、かなり険悪になるほどの口喧嘩をしました。
中学受験が終わるまではずっとこんな調子で、子どものことは応援してくれてはいたものの、不満げな様子は続いていました。
最終的に、私立中学に合格したら、手のひらを返したように、お祝いをしてくれ、いろいろな支援もしてくれて、感謝はしているのですが、受験が終わるまでは、とにかく、子どもの受験に関する話題は親とはしないようにしていました。
受験は周囲の理解を得ることも、大変なことがありますので、周囲が納得のできる説明をきちんとしないと、子どもにも影響を及ぼしかねないことになりますから、そういったことにも注意を払う必要があります。