【中学受験体験記】
愛知県在住の母親です。
長女を中高一貫教育をしている私立女子中学に進学させました。
受験のことで、印象に残っていることの一つは、子どもの健康管理です。
中学受験はワンチャンス、センター試験のように、体調が悪かったら追試験がある、といったことはありません。
そのとき、体調が悪くても、せいぜい別室受験になるくらいです。ですから、常に体調管理には気をつかっていました。
中学受験対策のための塾に通わせ始めたのは小学校4年生のときです。
ちょうど、冬休みの冬期講習が始まったころ、夕食後にお腹が痛い、というものですから、塾がいやで、そんなことをいっている?と思ったのですけど、どうも本当にお腹が痛そうで、夜間救急に受診させました。
そうしたところ、急性虫垂炎の疑い、いわゆる「盲腸」かも、ということです。
一晩様子を見るために入院をしたのですが、翌朝になったら、腹痛はおさまってきていました。
医師から、いわれたのは、「腹痛がおさまったので、このまま様子を見るということもできますが、手術をする、という選択肢もあります。どうしますか?」ということでした。
頭の中で考えたことは、体のなかで余計なものは何一つない、ということ、そして、簡単な手術とはいえ、手術に絶対安全ということはないということ、さらに、女の子で体に傷をつけるのは、どうなんだ、という手術を回避する考えでした。
それとともに、今、手術を回避して、そのまま様子をみたとき、いざ、中学入試のころになって、再燃して、手術が必要になったらどうしよう、という考えもあり、かなり悩みました。
本人に尋ねたところ、手術自体は何がなんだかよくわからないようで、特段、いやだという反応もなく、夫と相談して、悩みに悩んだ結果、選んだ答えは、手術をする、でした。
幸いにして、順調に手術は終わることができました。
ただ、冬期講習は残りすべて休むことになり、入院期間中は受験勉強をするでもなく、テレビ三昧で過ごしていましたが。
それでも小学校4年生の冬休みですから、受験にはまだまだ時間があり、十分挽回可能でした。
それ以降小学校6年生の受験近くまで大きな病気をすることなく、ほぼ健康体で受験に臨むことができました。
しかし、受験の前は、本人、家族ともにインフルエンザ予防接種を受け、また、風邪などを引くことがないように、細心の注意を払いました。
夫の会社で風邪やインフルエンザが流行ってきた頃には、夫には申し訳なかったですが、娘には近づかないようにしてもらっていました。
直前の講習会は、本当は参加すべきだったのでしょうけど、集団でいることによって、風邪をうつされることも考えて、申込はしませんでした。
家で、親がそれまでの復習を中心に教えていました。
とりあえず、健康体で受験を終えることができ、志望校に進むことができたので、安堵しました。