公立中高一貫校の適性検査受験対策 家庭での勉強法やおすすめの教材は?

公立中高一貫校の適性検査受験対策 家庭での勉強法やおすすめの教材は?

近年、公立の中高一貫校が新しく併設される学校も増えてきたりと、ますます公立中高一貫校の人気は高まってきています。

このサイトを見ていただいているということは、公立中高一貫校の受験を検討されている方であるかと思います。

 

この記事では、公立中高一貫校を目指しているお子さんの家庭学習について、その勉強法やおすすめ教材をご紹介していきます。

公立中高一貫校の適正検査の特徴

塾に通っている・通っていないにかかわらず、受験勉強は家庭での勉強が大判になります。

多くを占める家庭での勉強。

その内容や勉強方法がとても重要になってきます。

受験合格の大事な鍵を握るのが家庭での勉強であといっても過言ではありません。

 

おすすめの勉強内容や勉強方法を紹介する前に、

公立中高一貫校の適正検査がどんなものなのかをご説明していきます。

 

公立中高一貫校の適性検査は、私立中学などの試験とは内容が異なるのです。

 

私立中学校などの普通の受験では、国語、算数、理科、社会と各教科ごとの試験が分かれているのが普通ですよね。

しかし、公立中高一貫校の場合は「適性検査」というものを採用しており、はっきりと教科ごとに区切られていません。

 

国語・算数・理科・社会の区別が無く、適性検査は、「適性検査Ⅰ」と「適性検査Ⅱ」という区別がされています。

 

適性検査Ⅰ

この二つの適性検査の内、適性検査Ⅰは、文系で文章問題です。

文章を読んで内容を把握し、どんなことが書かれてあるかを要約する。

そして自分の考えや意見を記述するような問題が出されます。

 

管轄する教育機関ごとに共通の試験内容になることが一般的です。

また、

この公立中高一貫校の適性検査の場合、出題範囲は私立の受験と比べると広くはありません。

基本的には、小学校で習った内容が出題範囲となります。

とはいえ、小学校での基本的な学習内容をベースに応用問題を解く力が求められます。

 

文章問題でもかなり変わったもので、私の娘も始めのうちはなれず苦戦していました。

ですが、数をこなせば慣れてくるものですので、あきらめずに問題を解いていきましょう。

 

 

 

適性検査Ⅱ

適性検査Ⅱにおいては、各学校によって問題内容が違います。

それぞれの学校の特色や傾向が出てきますので、それに対応する受験勉強というものも必要になってきます。

 

基本的には、理数系の問題になります。

グラフなどから適切にデータを読み取り、引用するなどの情報処理能力と、記述・表現力を検査します。

 

それに比べ、私立の受験においては、あらゆる手法を駆使しながら解いていく問題があり、それらを網羅しなくてはなりません。

基本的には問題を解く力を付けることに違いはありませんが、私立の受験の場合はいろんな手法を覚える必要があります。

その為、勉強量をかなり増やさないと出題範囲を網羅できないのです。

 

 

公立中高一貫校の適性検査対策 家庭での勉強方法について

中等教育学校の試験は、時間に余裕があるようです。

その分、問題レベルが高いものと思います。

 

併設型の学校においては、ゆっくり説いていると確実に時間が足りなくなります。

自分の解ける問題から確実に説いていき、分からなかったり、時間がかかりそうな問題がでてきた場合は、後回しにする必要があります。

つまり、全体をみて限られた時間を有効についかって解いていくという器用さも必要になってくるのです。

 

家庭での勉強について

塾に通っている場合は、塾から宿題が出されると思いますのでそれをこなしてきます。

 

塾に通わない場合や、塾の宿題以外にもやらせたい時は、親が適切な教材をそろえてあげる必要があります。

一般で販売されている問題集をひたすら解いたり、過去問を解かせるなどです。

 

または、カリキュラムが設定されている家庭学習用の教材通信教育教材を取り寄せるという方法もあります。

最近ではパソコンやタブレットなどで講義映像をみながら学習するものもあります。

 

ちなみに、私の娘が通っていた塾では、過去問は基礎が終わるまではやらせない方針のようでした。

夏休みの夏季講習まではひたすら基礎を固める勉強で、実際に過去問を解き始めるのは、試験の2か月ぐらい前になってから取り組んでいるようでした。

公立中高一貫校の適正検査におすすめ教材や問題集

家庭学習の際に使える、おすすめ教材を紹介していきます。

おすすめ問題集

文章問題

適性検査の文章問題は、文章を読み解く力が必要とされます。

文章を読み、全体像をつかむ。

そしてその内容を要約するという問題は、適性検査の特徴的なところといってもよいでしょう。

その力をつけるには、数をこなし経験を積むしかありません。

また、正しいやり方を身につける必要もあります。

良い解説がされているな~と感じた問題集です。

その他の問題集

過去問

全国の公立中高一貫校の過去問が網羅されています。

本命の学校以外の過去問題を解くのも、試験対策として十分に役立ちます。

2018年版、2017年版と過去をさかのぼって解いていくのもおすすめです。

 

 

塾なしで挑戦したいという方で、なにをして良いかわからない方には参考になるかと思います。

 

おすすめ教材

 

進研ゼミ小学講座  公立中高一貫コース(オプション教材)

進研ゼミの小学講座では、オプション教材として公立中高一貫校に特化したコースが受けられます。

業界大手のベネッセだけあって、公立中高一貫校の適性検査の特徴をよくとらえ教材づくりがされていると思います。

進研ゼミはこちら↓
【進研ゼミ小学講座】

ホームページでは、進研ゼミの小学講座からオプション教材のページへ行くと詳細が確認できます。

 

Z会小学講座 公立中高一貫コース(専科)

Z会の小学講座にも公立中高一貫コースがあります。

本科は、国語・算数・理科・社会

専科は、公立中高一貫校適正検査と公立中高一貫校作文の2種類があります。

 

Z会の小学講座は、本科のみ、専科のみでも受講が可能です。

Z会の詳細・資料請求はこちら

e点ネット塾

有名講師によるインターネット自宅学習システムです。

「e点ネット塾」

こども新聞

教材の他に、適性検査の対策としてこども新聞を読ませることもおすすめです。

公立中高一貫校の適性検査を解くには、とにかく膨大な量の文章を早く読む力をつけることが重要です。

新聞を普段から読んでいることで、活字になれることができ、読む力が自然とつきます。

 

また、世の中のニュース・時事問題に関心を持たせることが目的です。

グループ面談や面接での会話、または試験にも時事問題がでることがあります。

 

私立の超難関校への合格者の4割の児童が、子ども新聞を読んでいたというデータもあるようです。

また、公立中高一貫校に合格した読者が「面接で時事問題について聞かれたときに『天声こども語』が役立った」と語っていたというエピソードや、

塾には行かなかったが、小5から始めた通信教育とこども新聞で受かったというケースもありました。

 

日々の言葉づかいから教える

家庭での勉強というよりは、家庭での生活全般における親子での過ごし方も重要です。

公立中高一貫校が求める子供の像は、

・自分で考え、計画をたてることができる。

・計画に沿って行うなかで出てくる問題はなにかを見つける。

・問題について自分なりの意見をもち、相手の意見を聞きながら話し合いをし解決に導く。

というリーダーの気質が求められます。

 

普段から、目的を持ち、計画を立て、実行する。 何が問題なのかを考える。 自分はとういう考えなのかの意見ともち、話し、議論する環境が大事です。

 

 

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