【中学受験体験記】
子供が神奈川県の公立中高一貫合格を目指した40代の保護者です。
子供に対する教育意識は高いですが、私立中学となると入学金、授業料などが高額になるため我が家の経済状況では選択肢に入りませんでした。
地元の市立中学に進むことは受験しなくてもできるのでチャレンジとして公立中高一貫校の受験を決意しました。
6年間通い大学は再度受験になります。
学校説明会では高校2年までに6年分の内容を終え、高校3年は受験対策に絞った授業になるとのことでした。
そのため授業の進み方が早くついていけない生徒も出てくることもあり得るそうです。
子供も受験に対して初めから前向きであったのでモチベーションは十分。
中高一貫校の受験問題は独自の物で私立中学受験の塾でなく一貫校対策の塾に6年生の4月から入れました。
塾の保護者に対する説明では倍率は高く記述等テクニックが必要な問題が多いため夏休みまでが基本的な勉強、それ以降勉強の進捗状況を見て記述の対策に入っていくとのことでした。
塾は週3で通い、自宅でも毎日2~3時間、土日は5時間程度勉強。夏は夏期講習、冬も冬期講習です。
小学生なのにそこまで勉強が必要なのかと心配になりましたが本人にやる気があったので受験までこのペースが続きました。
記述問題は一癖も二癖もあります。社会の問題かと思えば算数の知識を試される問題だったりその逆もあります。
問題をよく読んで何を求められているのか瞬時にひらめかないと時間が足りません。類似問題、過去問題をひたすら解いて経験値を上げて行きます。
途中で数回模試が実施された結果が思わしくなかったので期待はできませんでしたが、残念ながら不合格となってしまい、市立の中学に進むことになりました。
学校で中学受験をすることがばれると結果がどうなったか聞かれてしまうので内緒にするのが大変だったようです。
まだ幼い小学生の子供に挫折感を味あわせてしまって後悔しましたが、本人は「5年生から塾に行かせてもらえればよかった」と受験対策期間の短さが不合格の原因と考えていたのが幸いでした。
一年間子供は大変な思いをし、いい結果は出ませんでしたが親子ともいい経験ができたと思っています。
もし、親子ともに少しでも受験してみようと思っているなら早めの対策、できれば4年生から、遅くとも5年生には塾に入れてあげることをお勧めします。
ここで勉強の仕方を覚えてしまえばたとえ受験に失敗して市立中学に行ったとしても上位の成績を取り続けていくことが可能です。
高校受験の際に必ずいい結果が出ると思います。
私の娘は小学校5年生の1月から塾通いをスタートさせました。
6年生の9月になると、平日週2回の塾通いに加え、土日もほぼ毎週講習がありました。
週4日の塾通いという感じになりました。
どの塾でも、夏季講習で一通りの基礎力をつけさせ、9月以降からは応用にはいっていくようです。
その為、塾に入る時期が遅くなると、基礎固めに間に合わなくなってしまうことが考えられます。
娘の場合は、塾に入る前に公立中高一貫の適性検査向けの教材を買い、自宅で勉強していたので、塾に入った時には、出遅れ感なくスタートすることが出来ました。
なので、5年生でも基礎固めに取り組むには必ずしも塾でなければならないとは思いますが、適切な勉強方法を取り入れる必要があります。
また、家庭での勉強だとモチベーションがあがらず、非効率になってしまう場合もあります。
基礎固めの内容も塾に任せ、早めに塾に通わせることが安心な方法と言えるでしょう。