【中学受験体験記】
6年生5月 引越しから急遽中学受験
2002年4月に地元の国立大学附属中学校に合格したお話です。
私は小学校6年生の5月、県外の公立小学校から両親の転勤で宮﨑の公立小学校へ転校しました。
新しく引っ越した地域の公立中学校は荒れていて勉強できる環境ではないとの噂でした。
そこで候補に挙がったのは
・日向学院中学校
・宮﨑大学附属中学校
宮﨑駅の最寄りに住んでおり、徒歩で通える範囲ということでこの2校でした。
当時、小学校ではきちんと授業を聞き宿題はこなしており、クラスでは勉強ができる方であったものの、学習塾などに通ったことはありません。
試しに過去問題を解いてみましたが、学校の勉強と受験勉強はやはり違うようで、全く歯が立ちません。
受験まで時間が短いこともあり、学習塾昴へ通うことになりました。
こちらの塾では1年を切ってから入塾する生徒は少なく、何年も前から通っている子たちは仲が良く和気藹々としていました。
後から入塾した私は少し疎外感があったものの、勉強のためだけに真面目に通いました。とにかく学校の勉強は今まで通りきちんとこなし、塾の授業もしっかり聞いてきちんと宿題もやる。
国・算・社・理で週に3回ほどだったかと思いますが、夜遅くなるので両親に送り迎えをしてもらっていました。
それでも、自習室などは使用していなかったので、他の生徒に比べると早く帰っていたと思います。
早くから塾に通っている子は授業と自習室で放課後はずっと塾にいるような子もいました。
小学校を年度途中で転校してしまい、特に社会と理科について遅れてしまっていましたが、塾のカリキュラムにずいぶん助けられ、追いつくことができました。
塾に通ってよかったのは、カリキュラムに沿っていればいいという安心感、そして過去問、出題傾向などの受験における情報が勝手に入ってきてくれるところでした。
また、私の通う公立小学校で中学受験をする子は学年で10人ほどで少なく、「とりあえず受けてみる」といった子ばかりだったのですが、塾には熱心な子、また親御さんや兄姉が受験体験者といったお宅も多かったので、進学先の情報も色々と入ってきました。
特に県外から引っ越してきたばかりで情報に疎かったので助かりました。
いろいろな情報を聞き、夏ごろ、私立の中学ではなく、国立の附属中学校を目指すことに決めました。
国立大学付属中高一貫校に見事合格!
こうして志望校となった附属中学校は筆記の1次試験通過後、2次試験のくじ引きで半数ほど落とされてしまいます。
どれだけがんばっても半分は運で決まってしまう。
しかしこの頃、私立中学へ進みたい気持ちはなくなっており、国立一本で「受かれば儲けもの」という気持ちで勉強することになりました。
なので、塾での勉強は大変ではありましたが、そこまでがむしゃらにがんばった記憶はありません。
気楽な気持ちで取り組んだのが、結果、良かったのかもしれません。
そうして結果、運も良く、志望校の附属中学校に合格することができました。
今考えると滑り止めとして私立も受けておけば良かったと思いますが、もし国立に落ちていたとしても、塾に通ったことで遅れている勉強を取り戻せたことに意味はあったと思っております。