【中学受験体験記】
私は50代の主婦です。
私自身が中学校を受験しました。何十年も前の話ですが、今にも通じることがあると考えます。
中学校を受験することを決めたのは、私が小学校3年の時でした。
地元の公立中学校の評判が悪く、心配した親が決めたことです。
中学受験の志望校選びは子供の目で見て自分で決める!
1校はすべり止め、あと2校受験し、合格したら私が行きたい方を選んでよいとのことでした。
私は受験日当日にしか学校を見て、
先輩がとても親身になって待ち時間に遊んでくれたり、学校の話をしてくれた学校に入学を決めました。
実際に入学してみると、中学、高校が一貫教育なので、中学生と高校生が一緒に活動することが多かったのです。
運動会や文化祭も一緒。
部活動では先輩の面倒見がよく、卒業してもつながりがあったり、同じ学校だというだけで、面倒を見てくれることが多かったです。
自分で入学する学校を決めて良かったと思いました。
学校生活のイメージが大切
入学する学校だけでなく、受験する学校を親と子供で決めることが重要です。
志望校を決定するためには、親だけでなく子供も一緒に見学すると良いでしょう。
親はつい、授業料や大学への進学率などに目が行きがちですが、
子供の目線で学校が自分にあっているかを見極める必要があります。
説明会や運動会など、見学できる日があるはずですので、何度か訪れて、学校生活を思い描くことが必要です。
実際に学校に通うのは子供だからです。
受験校を親の都合だけで決定してしまい、全て不合格になってしまった友人もいます。
中学のクラスメイトの中には、入学してから校風や校則を知り、合わないとわかって辞めてしまった人もいます。
あらかじめ学校を見ておけば、そのようなことは防ぐことが出来ます。
受験勉強は学校の勉強を知識として定着させるのに役立ちました。
学校で習ってわかったつもりになっていても、使い方を間違えていたり、応用問題が解けないこともありました。
学校と塾、問題集などで繰り返し勉強することによって、正確な知識とすることができました。
ただ、どうしても受験勉強だけに重点を置いてしまい、受験科目以外がおろそかになりがちです。
図工や体育、音楽は私にとっては休憩時間でしたが、中学校に入ればきちんと学ぶ必要があります。
遊ぶ時間、テレビを見る時間、本を読む時間、全てを削って受験勉強だけにしてしまうとひねった問題や面接の時に答えられないこともあります。
最近は時事問題も出題される傾向にありますので、適度にテレビやニュースに触れておく必要があります。
また、読書は国語力を高める効果的な方法です。
これも適度に続けておくと良いでしょう。
受験に失敗しても勉強したことは無駄にはなりませんが、合格するとさらに良い学校生活が送れます。
近々学校指導要領が変更になり、受験の形も変わりますが、志望校の選び方、小学校生活の送りかたは同じだと考えます。