【中学受験体験記】
10年ほど前に中学受験を経験しました。
中学受験をしようと思ったきっかけは、最寄りの中学校がかなり荒れていて、ヤンキーばかりだったのを親が心配して、「私立の中学校」という選択肢を私に提案してくれたことです。
私は、荒れている学校に行きたくない、というよりも中学受験は高校受験に比べて英語がない分楽かもしれない、という安易な思い込みで、自分から中学受験をすることを決めました。
中学受験は塾にたよるべし
4年生の時から塾に通い始めたのですが、一番大変だったのは勉強よりも時間の管理でした。
常に塾の時間を意識して行動しなければいけないので、塾に間に合うように今までののんびりした自分の行動パターンを改めました。
私の場合は、6年生になるとほぼ毎日夜遅くまで塾があったので、忙しい中で学校の宿題を終わらせ、(公立の小学校だったので難しい宿題は出なかったのですが、漢字ドリルなど地味に時間のかかる宿題が出ていました)睡眠や休息の時間をとるために行動を早くしようと心がけていました。
私はあまり家で勉強せず、塾で友達と一緒に勉強していました。
志望校は違いましたが、切磋琢磨できる仲間がいると、やる気につながると思います。
テスト・講習が多い塾だとやはり忙しいですが、自分で勉強のやり方やテキストの選び方がわからなくても、塾の言うとおりにしていればそれなりの成績が取れるようになるので中学受験が初めての人にとっては良い点のほうが多いと思います。
受験勉強を通して学んだ計画を立てることの重要さ
受験に合格してからの中学校生活は、初めての電車通学、初めての制服など慣れないことも多かったのですが、周りが全員中学受験を経験してきた人なので共通の話題がたくさんあり、周囲になじむのは簡単でした。
最初はよく通っていた塾や併願していた学校の話題で盛り上がりました。
受験を通して学んだことは、計画を立てることの大切さです。
やることがたくさんあるときは、きちんと計画を立てて、いつ何をやれば期限通りにやり終えられるか考えることが大切だということがわかりました。
このことは中学校、高校、そして大学に通っている今でもとても大事なことだと実感しています。
特に私立の中学校は提出物が多いので、きちんと学習計画を立てないと締め切りに間に合いません。
もし中学受験をしていなかったら、このような自分で学習計画を立てる能力は身につかなかったと思います。
中学受験は、子供が自分で自分の行動を振り返るチャンスになると思います。
すべて親が決めるのではなく、子供自身に今日は何を勉強するかなど決めさせるとよいと思います。
私も親として、子供には計画を立てて目標に向かう大切さを知ってほしいと思います。
これは、大人になってもできない人が多いと思います。
子供のうちから、このような経験ができるというのはすごく貴重な経験ですね!
志望校に受かる・受からないもあるかもしれませんが、
結果ではなく、その過程に意味があるのが中学受験ではないかと思いました。