【中学受験体験記】
私の中学受験失敗談
現在は20歳後半の男性です。
もう15年近く前になりますが、中学受験に挑み3校受けてあえなく全滅。
結局、地元の公立校に進んだ苦い過去があります。
なぜこうも無惨結果になったのか、中学受験を目指す皆さんに反面教師にして欲しいと思い、私の受験体験を公開します。
当時からは、だいぶ時間が過ぎてしまっていますが、受験に挑む前段階での失敗談ですので参考にはなると思います。
笑ってもらって結構ですので、どういう人間が中学受験に失敗するのかご覧になってください。
私が、中学受験の勉強を始めたのは、小学五年生の一学期でした。
当初は、受験なんて考えてもいなかった私ですが、周囲の友達が受験を考えてると聞いてがぜんやる気になりだしました。
別に積極的に勉強に目覚めたわけではなく、仲の良い友達と中学で離れるのが嫌だというところが正直な理由でした。
両親に相談したところ、あっさりOKを貰いました。
私の両親は、田舎から上京したくちで中学受験の経験など全くありませんでした。
彼らも、PTAのお仲間から受験を進められてなんとなくその気になったのです。
まず、これが一つ目の失敗の原因となります。
明確な志望校がなく、なんとなく受験をすることを決める。
目標がないと、人間努力しても捗りません。
絶対に○○中学に入ると必死に努力している人間もいるのに、まず最初のスタートラインで気合負けしていたのです。
そんな私でしたので、とりあえず友達の目指している学校を第一志望と書きました。
勉強法は、塾に通って指導を受けつつ模試に参加して力を試すことを繰り返す工夫のないものでした。
中学受験合格には塾選びが大事
ここで、第二、第三の失敗を犯しています。
まず、通っていた塾はそれまでと変わらない補修中心の塾だったことです。
塾にも学校の授業に付いていくためのものから、難関校専門の塾までピンキリあります。
本気で中学受験を考えるなら、進学塾に通うべきでした。
私の通った塾は、中学受験をする生徒は少数で、受験を勝ち抜くためのノウハウをもった指導者も不足していました。
さらに、模試を受けることに力を入れすぎ、志望校の研究を怠っていました。
受験する学校によって、問題にパターンがあることすら知らなかったのです。
このような状況でしたので、受験本番の結果が暗澹たるものに終わったのも無理もないことでした。
こうして振り返ってみてみると私の失敗の原因は、受験に対する情報の不足と理解不足にあったと思います。
受験に関して詳しい人は周りにおらず、自分のやっていること効果的かどうかもわかっていませんでした。
受験に望む根本的な戦略が欠如していたのですね。
受験に失敗した当初は落ち込むこともありましたが、おかげで戦略を持って勉強に望むことを学びました。
失敗から学ぶこともたくさんあるのだと気づけたのは、いい経験になったと思っています。
今回の体験談は、中学受験を失敗してしまった方のお話でした。
受験生にとってはとても参考になる経験談だと思います。
中学受験は明確な目標を設定することが必要
どうしてこの中学校に入りたいのか。
これが分かると、合格した後の中学校生活を鮮明にイメージすることが出来ます。
実はこのイメージが大事なのですね。
モチベーションを高めるためにも良いですし、本人の気づかない内に、この目標を現実させようと日頃の作業に落とし込んでいけるのです。
なるほど~。
あとは塾選びも大事ですよ!
そうですね。塾選びも大変重要だと思います。
私の子供が塾に入った時もそう感じました。
有名で成績の残している有名な塾の先生は、各学校の特色や問題の傾向などをかなり研究しています。
そして、子供を見る目もかなり養われています。
一人一人のレベルや性格に合わせた指導をしてくださいます。
全ての先生がそうではないかもしれませんが、私が経験した時の塾の先生は、自身も中学受験生ということもあり、かなり熱心に指導や研究をされていました。
このような塾に巡り合えることも、中学受験合格する上で大事な要素なのではないかと思います。